2021-08-25 ノルマンディ
去年の夏同様、今年も家に閉じこもる予定だったけれどパートナーを突然亡くした友人の家の工事を手伝うことになった。
パリを離れて古い家や納屋を安く買い、自分で工事をし直して住むひとは多い。このロックダウンを経て都会に住まなくてもいいなと都心から分散する流れはパリにもあって、近郊の家の値段があがった。
私も庭のある家に引っ越せてよかった。最初の家を私はとても好きだったけど、やはり緑も見えず空にも開けてなくて毎日閉じ込められるにはちょっと息苦しかったから。
昨日は梁を蜜蝋で塗る作業。蜜蝋が保護にもなるし、程よい艶や色の深みが出る。今回使ったのは燻した木の色になるタイプ。5mくらいの高さで作業台がぐらぐらするのでちょっと怖かったけど出来上がったら格好よくて満足。
今日は天井を貼っている。
午前中に墨出しと水平を取るための細かい木片打ちを終えたので午後は断熱材を入れて天井材を切り出し、貼る。
断熱材はビオのもので木屑のクッションのよう。これ防火性は大丈夫なのかな…と心配になりつつ。
分厚すぎるので丸鋸でがーっと切って、芯の部分はバゲットを切るようなかたちの鋸で切り離す。